おい卵。覚悟はできてるんだろうな……。 | |
ちょっ、待って、何を言いたいかは分かってるから! そんな太いゴボウで叩かれたら、割れちゃうから!? | |
2秒だけ待ちましょう。 | |
短い! | |
はい終了。さて、崖ですかダムですか? | |
怖い! | |
あのですね、ワタクシようやく、マジカルアイズの宣伝が出来るんだと滾っていたわけですよ。 全身の毛をトリートメントしながら準備していたわけですよ。 | |
お、おう、それはありがたいね。 だから、今日は久しぶりにリアルバージョンなのね。 | |
それが、どういうことですか。 あのチルドレンは一体なんですか……。 | |
いや、これには深いわけがあるんだって。 | |
最終弁論ですか……いいでしょう、聞きましょう。 | |
ありがたいことにさ、プレイヤーの方から質問や意見が届いてるわけさ。 その中でね、マジカルアイズの人たちに質問に答えて欲しいっていうのがあったのさ。 | |
OK、そのプレイヤーが原因なわけですね。 | |
ちょいちょいちょい! そんな太いゴボウ持ってどこに行くつもりさ。 | |
??? 成敗しに行くつもりですが? | |
笑顔で怖いことを言うんじゃないよっ!? | |
言わせてもらいますがね、菜真さん。 その新しいコーナーは、我々のコーナーと意味合いが若干かぶっているわけですよ。 | |
だね。 | |
しかも、むこうのほうが仕組みが豪華なわけですよ。 | |
だね。 | |
可愛らしい二人組の会話を見た後で、イケメンゴリラと白い丸い変なのが話してるコーナーを誰が見てくれるっていうんですかぁっ!? | |
変なのて……。 しかも、イケメンでもないしゴリラでもないし……。 | |
つまりあれでしょう、このコーナーは閉鎖ってことでしょう? ゴボウじゃもの足りない……イガグリとウニを買ってきますね! | |
大丈夫だから、トゲトゲはやめてください。 そこは住み分けできてるから。 このコーナーでは、あちらでは触れられないような内容を宣伝していくつもりだから。 | |
ふむ、例えば? | |
向こうは、マジカルアイズの世界や物語についての質問にだけ答えるみたいだけど、こっちではマジカルアイズに関した展開や企画をお知らせするつもりだから。 | |
つまり、あちらは中身で、こちらは外身ってことですか? | |
そうそう。 しかも、あちらは皆さんから意見や質問が来た時にのみの不定期コーナーだけど、こちらはしばらく定期コーナーになるから。 | |
なんと、毎日更新になるんですか? | |
定期としか言ってないのに、何故毎日だと思ったのよ。隔週だよ。 | |
おちゃめなゴリラジョークですよ。 コーナーが存続するのであれば、隔週でも満足ですとも。 | |
いやぁ、落ち着いてくれてよかった。 部屋に入ってきた途端、ゴボウ持った類人猿が立っているのを見た時は、人生で一番怖かったもの。 | |
ぐふふ、御迷惑をおかけしたようですね。 この数日間は菜真さんを粉々にすることばかり考えてましたから、我を忘れてしまいまして。 | |
粉々……誤解がとけて本当によかったよ……。 | |
しかし、そういうことね、あれも君だったんだね。 | |
あれって一体何のことですか? | |
いや、数日前から視線を感じててさ、あれって君がつけまわしてたんでしょ? | |
菜真さんをつけまわす? | |
違うの? | |
そんな暇なことしませんよ。つけまわすくらいなら、すぐに実力行使しちゃいますし。 | |
いや、まずは話し合おうよ……って、あれ? 君じゃないとすれば、あの視線は一体なんなのさ??? | |
キシリ。 | |
む? | |
どうしたの? | |
今、窓の外から何か音が聞こえませんでしたか。 | |
急に怖いこというのやめてよ、そういうの苦手なんだから。 | |
ん~、気のせいですかね……。 | |
*菜真さんが感じていた視線の正体については、マジカルアイズ-Red is for anguish-にて御確認ください。 |